
「絵本のある暮らし」がテーマの雑誌「MOE」。2026年2月号に、東京で開かれている「マチュピチュ展」のレポートが掲載されているとのことで、さっそく拝読いたしました。
記事は「不可思議大全シリーズ」の芝崎みゆきさんによるもの。うんうん。これは間違いないですわ。
巻頭特集は「絵本屋さんが選んだ 2025年の絵本ベスト30発表!」。続いて、読者が選んだベスト10や2025年のおすすめ絵本など、絵本好きならぜひともチェックしておきたい内容でした。私もとっても楽しかったです。
2025年の絵本がずらり・絵本屋さんに迷い込んだみたい
絵本の2025年を振り返るかのような本誌。雑感を。
「絵本屋さんが選んだ 2025年の絵本ベスト30」の1位は「おせち」。お正月にいただく料理の一品一品が、写真と見まがうような精緻なイラストで紹介されています。あーーこれぞ絵本のだいご味!
7位には「モモ」の絵本版が。荒海と船、子供たちの空想の世界がダイナミックに描かれていて、読んでみたくなりました。
「まだまだあります2025年の絵本」のコーナーでは、大人がじっくり読める絵本、科学と歴史、だまし絵、ナンセンス系など、ジャンルごとのおすすめ絵本が紹介されていて、読みたい欲がむくむくと……。絵本屋さんにいるような楽しさがありました
付録にはヒグチユウコさんのオリジナルカレンダーが。

特集「古代アンデスの天空都市・マチュピチュがやってきた!」
本誌70~73ページには、お待ちかね、芝崎みゆきさんの「マチュピチュ展」レポートが掲載されています。見開きで合計4ページ、こんなすばらしいことがあるでしょうか。
最初の2ページはインカ帝国の基礎知識から。
ペルーの都市、クスコ周辺の一部族だったインカが領土を拡大したのは9代皇帝パチャクティのころ。最終的にはアンデスの南北4000キロに渡る大帝国を築き上げるのですが、なんと、その国内には飢えがなかったとのこと。
なんでも、食べ物や衣類、薬まで支給されていたそうですよ。すごいなー。税の納め方も独特で、インカ帝国はやっぱり面白い。
さて、次の見開きはモチェ文化について。なんじゃそれ、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実はペルーにはインカの前にもたくさんの文明があって、それらはプレ・インカ文明と呼ばれるんですって。で、ペルー北部でモチェもそのひとつ。
そのモチェの土器をもとに、研究者が推測したというモチェの神話が紹介されているのですが、これが傑作なんですよ。こちらの神様、アイ・アパエックの冒険譚なのですが……。

沈む太陽を追いかけて海に飛び込むアイ・アパエック。海の中の生き物と戦って、力尽きそうになったところを助けられ、人々の暮らしを支える食べ物へと姿を変える……。
私、実は神話が苦手でしてね。つじつまが合わないでしょ。でもこの記事の書き手でいらっしゃる芝崎さんのご説明だとすんなり受け入れられるんですよ。
つまりこれはヒーロー、アイ・アパエックのバトルものであると。戦った相手の力を手に入れるとは、現代のアニメや漫画でもよく見られる展開であると。なるほど!
神話がぐっと身近になります。ついでにいえば、遠い昔の遠い地域の神様アイ・アパエックも「おもしれーやつ」になる。不可思議大全シリーズの魅力のひとつ、「専門的なお話なのに面白い」が、こちらの記事でも爆発しています。
写真いっぱい。ビジュアル豊富でわかりやすい。ぜひ本誌を手に取ってご覧になってくださいね。
まとめ
「マチュピチュ展」は、インカの遺跡マチュピチュの名前をタイトルにしていますが、展示の内容はインカに限らず、広くアンデス文明に関するものがたくさん見られるようです。
私は遠いから行けないんだけど、レポートを拝読してとっても楽しい気分になりました。お近くの方は機会があればどうぞ、ぜひです。
絵本がたくさん見られたのもよかった。やっぱり絵本って特別だと思うんですよね。私は活字の本は紙でも電子でもいいんですけど、絵本はやっぱり神の本。書籍そのものがアートだと思う。
本屋さんに足を運びたくなりました。
 MOE (モエ) 2026年2月号 [雑誌](特別ふろく ヒグチユウコカレンダー2026 | 絵本ふろく キューライス「ダイコンコン」| 巻頭特集 第18回MOE絵本屋さん大賞2025)](https://m.media-amazon.com/images/I/51P0lpo12yL._SL500_.jpg)