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読書とラテンアメリカが好き。

読書録(小説)

羽田圭介著「滅私」を読んで思ったこと・感想・ミニマリストらしさに縛られた主人公の悲劇

羽田圭介著『滅私』を読み、正直に言えば「ビミョーだった」私の感想をまとめました。ミニマリストの極端な暮らしぶりや主人公の過去、そして物語が向かう不穏な方向性――読みながら感じたモヤモヤや違和感、そして「ミニマリストって本当に幸福なのか?」と…

朝倉かすみ「平場の月」原作の感想・孤独と断絶の恋愛小説・ややネタバレあり

朝倉かすみ『平場の月』を読了。最初はメロドラマ的な展開に身構えたものの、物語が半ばに差しかかった頃から一気に惹き込まれました。愛されずに育った人の孤独と、その孤独に寄り添おうとする人の切なさ。50代の男女の恋愛、暮らし、過去、そして「頼れな…

「室町無頼」 映画と原作、どっちが無頼? 原作先読み勢が比較考察してみた【ネタバレあり】

「室町無頼」映画と原作を。小説を先に読みましたので、どう映像化されるのか不安あり期待ありで映画を観ると、超カッコいい! 映画と小説の違いを真剣比較。ネタバレ上等の熱血レビューです。

「千の輝く太陽」のあらすじと感想・アフガニスタンの女性差別について

カーレド・ホッセイニの小説「千の輝く太陽」のあらすじと感想です。すさまじいDVと戦争、内戦、タリバンの抑圧の中で、必死に生きるふたりの女性を描いた物語。女性差別が厳しいといわれるアフガニスタンについても。

「テスカトリポカ」のあらすじと感想 ※ネタバレあり

直木賞受賞作「テスカトリポカ」を読みました。ラテンアメリカ好きとしての感想を少し述べさせていただいております。