運動して「体が疲れた」となるのは勘違い? 実は疲れているのは脳だった。
お疲れ気味の夫婦、ルリコとヒロシの前にネコの妖精トラちゃんが現れる。トラちゃんの使命は人々の疲れをいやすこと。トラちゃんの指導のもと、ルリコとヒロシは疲れる理由や、疲れを取るための正しい方法を学んでいく。
イラストエッセイ。かわいらしく読みやすい。医師による解説もあり。
目次
「マンガでわかる ネコさんが教える疲れリセット教室」の感想
個人的にではありますが、ここ数年間で読んだ本の中で最もインパクトが大きかったのがこの本。疲れに対しての認識がゴロンとひっくり返されました。
ジョギングをすると疲れるのは体。私は長い間そう信じて生きてきたわけです。しかし疲れるのは脳だという。

自律神経には交感神経と副交感神経がある。緊張時には交感神経、リラックスしている時間は副交感神経が働いているのだそうです。
運動時には体温の調整など、交感神経が活発に動くため、脳が疲弊するとのこと。

そうなのか。それじゃあ私はこれまでずっと、疲れに対して間違った認識を持っていたわけだ。それじゃあ適切な対処もできないよなあ。
本に書かれていたこれらのことも、めちゃくちゃ心当たりがあります。
- スタミナ回復には焼肉、ウナギ、エナジードリンク!→鶏むね肉がいいよ!
- 温泉旅行とか癒されそう→おうちでゆっくり過ごすのがいいよ!
- ゆっくりお風呂で疲れを流し落とそう→入浴は10分程度でいいんだよ!
半身浴1時間とかがんばってたわ……。
疲れを取るのに一番いいのは、交感神経と副交感神経の働きをバランスよくし、自律神経の乱れをなくすことだといいます。
また、自律神経の働きは年齢とともに低下していくそうで、いわゆる「年を取ると無理がきかない」というのはこうした理由があるからのようです。若いうちから意識的に、リラックスする時間を設けることが大切なのかもしれませんね。
漫画と解説という親切設計。もちろん漫画だけでも十分わかりやすいです。良質な睡眠のとり方、疲れない仕事の仕方など、ためになることがたくさん書かれているので、疲れやすい方にはぜひぜひおすすめ。
かわいいトラちゃんにも癒されますよ~。
まとめ
自分語りになりますが、私はこれまで基本的に「ボーっとする時間がもったいない」「疲れていてもがんばらなくては」と思って生きてきたんです。重いですねえ。
でもそれは間違っていて、ボーっとする時間こそが大切で、隙間時間まで働いちゃダメ。そうしたことがわかって、まさに目からウロコでした。
また、こういうと、結局のところ効率厨みたいで我ながらイヤになりますが、効率を上げるには上手に休憩を取らなければならないということにもなるのでしょう。
勉強になった一冊でした。
